“美”に対する女性の欲求と探求は無限だ。
日本の小野小町、中国の楊貴妃、エジプトのクレオパトラ、ギリシア神話のヘレネ、オーストリア皇后のエリザベート、フランスのマリー・アントワネットなどなど。
最古から語り継がれている美女たち。また美容ビジネスも古くから日新月歩の最先端技術と共に発展してきたことは周知の事実である。
銀座トマトの代表のかつみちえこ(勝見地映子)氏の取り組みは産婦人科の仕事をしていた当時から始まった。
「患者さんを見ていて妊娠中肌がカサカサしていることに気が付きました。妊娠後期になると髪が抜けたり、歯が弱くなったりもします。赤ちゃんはとても生命力が強いので、育つために栄養素を母親から取ってしまいます。
例えばシャケのお腹を切ってみると卵は綺麗ですが、母シャケの切り身はすごくパサパサしている。産後のお母さんはこういう状態なんだと実感しました。だからこそ潤いのあるお母さんにしたいと思ったわけです。
30年前に、たまたま身内を通して医学会に出席し、学長に『女性を美しくするにはどうしたらいいか』と尋ねたところ『コラーゲンがいいよ』と教えていただきました。いろいろ調べたら、たんぱく質の1/3~1/4がコラーゲンでできていて、美容には欠かせないものだとわかりました。
またコラーゲンの中でも何が一番いいのか、また聞きにいったら『ふかひれ』と教えてもらいました」(かつみちえこ氏)
サメの生命力は強靭だ。起源は約4億年前の古生代デヴォン紀で、恐竜さえも乗り越えられなかった氷河期を生きのびている。出現してからすでに今とほぼ変わらない体型をしていて、“生きている化石”といえるかもしれない。
「私たちが1歳だとするとサメは70歳にあたります。生態も他の魚などと違い、危険もともなうので檻にも入れておけない。餌づけしたり養殖もできない。近海に棲む魚たちより重金属などの蓄積も少なく、外洋で獲れるサメは安全だといえます」(かつみちえこ氏)
サメは免疫力にも優れていて、他のコラーゲンの素材である哺乳類・養殖魚などとは異なり、人工的な化学物質をほとんど接取することなく成長する。
また「ふかひれコラーゲン」は、“水溶性コラーゲン”といわれ、動物由来の“不溶性コラーゲン”と違って加水分解を行わず「ふかひれ」を水で煮詰めただけの製法であれば、“コラーゲン”がペプチド化されていない本来の形をとどめていることが大きな特徴だ。またサメは深海(高圧・低温域)に生息する特徴から、体温が19℃程度で、陸上生物に比べコラーゲンの変性温度が低いので、人間の体温で容易に溶解し、吸収率が高い。動物のコラーゲンより43倍可溶化しやすいのである。保水性にも優れていて、肌にハリをもたらすなどのアンチエイジング力を発揮する。
「ご縁があって気仙沼のふかひれ工場の社長さんに出会いました。工場見学に行くと、サメのひれを扱っている人は手がきれいなんです。『ふかひれ』を蒸している方も肌がきれいでした」(かつみちえこ氏)
サメは癌にならない生き物だといわれている。またサメは体液の浸透圧調節に尿素を用いており、その身体組織には尿素が蓄積されているため、鮮度が落ちるとアンモニアを生じてしまい、生臭い匂いが強く、一般の魚のような料理には向かない。
ただし、アンモニアがあるために腐敗が遅く、冷蔵技術が進む前の山間部では海の幸として珍重されていたこともある。
「美容に必要なコラーゲンとコンドロイチン、ヒアルロン酸を多く含んでいるのはサメだけです。肌に潤いをもたらす潤滑油になっています。ただ原料が高価だったので初めはレトルトの「ふかひれカレー」として製品化してみました。
当時は1,500円と高く、また生臭さが残ってしまったので売れませんでした。その後、健康食品にしようと粉末状にして製品化、1万箱作りましたが、売れたのがたったの3箱でした。匂いがやはり問題になってしまいました。
実はコラーゲンは脂分と塩分があるものには相性がよく、牛乳に入れたり、味噌汁に入れたりして飲んだり、お料理に使ったり、インスタントラーメンに入れたり試行錯誤して食べてみていました。都ホテルの総料理長にも手伝っていただき一緒にメニューを作ったりして、匂いを取る方法はこれだと感じ、調理用「ふかひれコラーゲン」として再度売り始めました。そして散財をつぎこんだ在庫の山をやっと無くすことができたのです」と、かつみちえこ氏は当時の苦労を明るい笑顔で振り返った。
「研究を重ねた結果、リンゴの植物繊維が『ふかひれ』の匂いを吸着することがわかりましたので、リンゴエキスを混ぜ、飲みやすくしました。また高度に技術開発も進んでいたので、炭でろ過ができる機械を約3,000万円かけて導入し、フィルターに何度も通して匂いを取ることに成功しました。そして最強の飲む美容液“ふかひれコラーゲン”を開発いたしました」(かつみちえこ氏)
サメは自身の体質を変化させて通年外洋を回遊し、マグロなどを追い掛けて気仙沼沖までやっくる。冬だとコラーゲンが多かったり、夏だとコンドロイチンが多かったりして、匂いがその時その時で違う。リンゴエキスなどの原料の分量をその都度調整して製造しているのだ。
「製品表示にふかひれ2,000mgとか3,000mgとかうたっているので、長年かけて統計を取り、ノウハウを蓄積したことで、安定した製品化ができました。全て国産にこだわるのは、製造にも細かい微調整が必要で、中国などではまだまだ対応できないからです」(かつみちえこ氏)
その着実な製品化の甲斐があって、TVショッピングからのオファーが舞い込んできた。
“ふかひれコラーゲン”の効能と、明朗な口調と明るい笑顔で商品を薦めるかつみちえこ氏とあいまって話題となり、一躍人気商品となって、TVショッピングから表彰されるまでに至った。
※今回はかつみちえこ(勝見地映子)氏の旦那様であるVAV倶楽部会長の近藤昌平様のお取り計らいで実現した。ここにお礼を申し上げると共に、1980年1月の初回開催から30年以上も継続されている異業種交流会「VAV倶楽部」もご紹介する。
VAVの由来は「バイタリティのV アクションのA ビクトリーのV」の頭文字から命名され「熱き心と行動力、それが勝利の原点」の思いから、誰でも参加できる楽しい家族的な倶楽部を目指しているとのこと。参加された講師は経済界のトップの方々ばかりだ。
【過去の講師の方々】
外交評論家 加瀬 英明様/パソナグループ 南部 靖之様/ぴあ 矢内 廣様/デヴィ・スカルノ様/作曲家 三枝 成彰様/日本アイ・ビー・エム 椎名 武雄様/音楽評論家 湯川 れい子様/楽天監督 野村 克也様/ブライダル協会 桂 由実様/全日本空輸 野村 吉三郎様/JTB 船山 龍二様/アメリカンファミリー 大竹 美喜 様/ナムコ 中村 雅哉様/三井不動産 岩沙弘道様/グッドウィル・グループ 折口 雅博様/資生堂 池田 守男様/作曲家 三木 たかし様/アルビレックス新潟 池田 弘様/ツカサグループ 川又 三智彦様/デザイナー 山本 寛齋様/イエローハット 鍵山 秀三郎様/ぱど 倉橋 泰様/H.I.S. 澤田 秀雄様/壱番屋 宗次 徳二様/ドトールコーヒー 鳥羽 博道様/サントリー 佐治 信忠様/小僧com 平松 庚三様/ホッピービバレッジ 石渡 美奈様/ラーメン一風堂 河原 成美様/ミズノスポーツのミズノグループ 水野 正人様/セコム 木村 昌平様/大和ハウス工業 樋口 武男様/ヤナセ 西山 俊太郎様/相田みつを美術館 相田 一人様/フォーバル 大久保 秀夫様/キッコーマン 茂木 友三郎様/プロレス 大仁田 厚様/角川ホールディングス 角川 歴彦様/NHK 福地 茂雄様/SIM-Drive 慶応義塾大学 清水 浩様/俳優 石田 純一様/帝国ホテル 小林 哲也様/コクヨ 黒田 章裕様/オリックス 宮内 義彦様/マクドナルド 原田 泳幸様/日本財団 笹川陽平様など。
VAV倶楽部事務局
会長:近藤昌平
〒104-0061
東京都中央区銀座8-10-4-6F(株式会社 銀座・トマト内)
TEL:03-3569-8181
FAX:03-3575-8888
担当:高橋英夫/藤井良幸
http://vavclub.com/
<プロファイル>
かつみちえこ(勝見地映子)
Katsumi Chieko
株式会社銀座・トマト
〒104-0061
東京都中央区銀座8-10-4 和孝銀座8丁目ビル6F
TEL:03-3572-5555
FAX:03-3575-8888
salesinfo@ee-tomato.jp
http://www.ee-tomato.jp/
設立年月日 平成12年10月6日
1993年 産婦人科開業 理事長に就任
2000年 株式会社 銀座・トマト設立 「ふかひれコラーゲン」発売
2006年 パリ・モンマルトル共和国 名誉市民に推挙される
パリ・サンヴァキュース協会 名誉シュバリエ銀賞受賞
モナコ公国モンテカルロ・グランコルドン・ドール名誉会員に推挙される
日・仏・モナコ高等職業専門学校姉妹校 副校長 就任
2007年 日本エイジマネジメント医療研究機構 評議員
2011年 明治大学大学院グローバルビジネス研究課卒業
2011年 世界初ダマスク・バラプラセンタの開発に成功